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ハコネサンショウウオ

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ハコネサンショウウオ
Onychodactylus japonicus (Houttuyn, 1782)
全長:13~19cm
肋条数は普通14本。鋤骨歯列はきわめて浅いM字型。後肢は5指性。体色の地色は暗い褐色だが、四肢や腹側はややピンクがかった明るい色をしている。頭部から尾にかけての背中に明るい色をした帯状の模様があり、この模様の色やパターンは個体によってさまざまで、地域による変異も大きい。体型は細長く、頭胴長に対して尾が非常に長い。頭部は小さめで、目が大きく発達している。成体は肺をもたない。幼生期には黒い爪をもつ。繁殖期のオスは後肢が非常に太く発達するほか、繁殖期はオスメスともに幼生期の黒い爪が復活する。

【分布】新潟県,福島県以西の本州(千葉県,大阪府を除く)

【生態】冷涼で湿潤な山地渓流およびその周辺の森林に生息する。幼生は水生昆虫などを捕食し、上陸後はミミズやワラジムシなどの土壌生物やクモ類、小昆虫などを捕食する。完全な流水性で、渓流の源頭部で産卵し、幼生は渓流を流下しながら成長する。繁殖は初夏(5~6月)に行う個体群と秋(10~12月)に行う個体群がいる。産卵は伏流水の中で行われる。一度の産卵数は15個程度と少ない。孵化した幼生は2年以上かけて成長し、夏から秋にかけて上陸する。成体・亜成体ともに雨の日など湿度の高い日は夜間に地表を徘徊する。動きは基本的には緩慢だが、逃げるときは結構素早く、特に水中での動きは俊敏。

【生態写真】
オス成体
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メス成体
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亜成体
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幼生
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